プロフィール

講師:高橋慶匡(たかはし よしただ)

1978年生まれ

11歳よりギターを始める。佐藤正博氏、吉田修氏に師事。

マスターコース…田部井辰雄氏、加藤政幸氏、

イョラン・セルシェル氏岩永善信氏、大萩康司氏。

2011年の東日本大震災を機にギタリストの道に進む

2016年 第23回埼玉ギターコンクール優勝

2009〜2013、2016年

GFPクラシックギターオーディション入賞

2016年フォルマールギターオーディション入賞

2015年 第22回埼玉ギタ―コンクール3位

2010年 東北ギター音楽振興会ギターグレード1級合格。

2012年〜 第7回ニューイヤーコンサートin仙台他に出演。

財団法人ヤマハ音楽振興会認定講師

趣味…読書、運動(学生時代はボート部でした)、旅行(国内外問わず)


ギターは心を豊かにします


 2011年3月11日ー東北地方を中心とした東日本大震災が発生しました。私は震災当日宮城県の内陸に位置する大崎市古川におり、命に別状はありませんでしたがそれからしばらくは電気、ガス、水道のない暮らしを送ることになりました。はじめの数日間はスーパーの前に何時間も並び不安な日々を過ごしましたが、それも一段落すると食事と睡眠以外に何もできていないことにストレスを感じるようになりました。その時、私の目の前にあったのがギターでした。暖房もない中、震えた手で久しぶりに「アストゥリアス」を弾いただけで心が落ち着きました。その時私は実感したのです、これからは心の時代がやってくると。3月11日に限らず、私が辛かった時にはいつもそばにギターがあって私の「心」を救ってくれました。

 21世紀に入り、モノはほぼ飽和状態にあるように思います。しかし、パソコンや携帯でコミュニケーションが容易に行えるようになったのに反比例するかのように心が満たされない人が増えてきているように思います。その心に直接響く手段の一つがギターをはじめとする芸術ではないかと思います。こんな時代だからこそ、芸術の存在は大きいと思います。

 メールでは誰が打っても同じ「ありがとう」になります。でも、ギターでは人によって、いや、同じ人であってもその時毎に違う音が聞こえてきます。皆さんなりの「ありがとう」の音が出せるよう、精一杯のお手伝いをさせていただきたいと思います。

ブログ→http://takahashi6guitar.blog.fc2.com/

…思ったことやギターのこと、旅行記などをつづる予定です